阪神新外国人選手ロサリオの成績を予想!活躍できるのか?
こんにちは。野球が大好きなTAKEです。
今年の阪神タイガースの新外国人選手として、大きな注目を集めているウィリン・ロザリオ選手。
彼はメジャーでもバリバリ活躍していた選手で、日本でも大きな活躍が期待されています。
さっそく、実践では2試合連続でホームランを放つなどいきなりの華々しい活躍を見せました。
そんなロサリオ選手は果たして日本でどれぐらいの成績を残すのか、MLB時代の成績を中心に分析して成績予想および評価をしてみたいと思います。
新外国人ロザリオとはどんな選手?
初めに、ロザリオ選手のこれまでのキャリア等を簡単に紹介します。
身長は180cmと外国人選手としては特別大きくはないですが、体重は100kgとどっしりとした体格でさすがはメジャーでホームランを飛ばしていた選手だなという印象があります。
年齢も28歳と丁度脂ののっているぐらいの年齢で、年齢的にはまだまだ若手といってもいいかもしれません。
さてロザリオ選手の経歴ですが、2006年にメジャー球団のコロラド・ロッキーズと契約を結び入団しました。
その後、しばらくはマイナーでプレーしていましたが、2011年の9月6日のアリゾナ・ダイアモンドバックス戦でメジャーデビューを果たしました。
才能が本格的に開花したのはメジャーデビュー翌年の2012年で、この年は球団捕手の新人本塁打記録を更新するほどの活躍を見せ、最終的には117試合に出場し、打率.270、28本塁打、71打点、OPS.843の好成績を残しました。
翌年も3割目前の打率.292、21本塁打、79打点という数字を残すなど、メジャーでは2015年シーズンまでプレーしました。
2015年のオフにロッキーズをFAとなり、まだまだメジャーの他球団でプレーするものと思われましたが、2016年の1月に韓国リーグのハンファ・イーグルスと契約を結びました。
韓国リーグでは2年連続で3割30本100打点を余裕でクリアするなど、元メジャーリーガーの実力にたがわぬ成績を残しました。
そして、2017年12月13日に阪神タイガースと1年3億4000万円で契約を結びました。
メジャー時代の成績を分析・評価
年度 | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|
2011 | 16 | .204 | 3 | 8 | .228 | .691 |
2012 | 117 | .270 | 28 | 71 | .312 | .843 |
2013 | 121 | .292 | 21 | 79 | .315 | .801 |
2014 | 106 | .267 | 13 | 54 | .305 | .739 |
2015 | 87 | .268 | 6 | 29 | .295 | .710 |
2016 | 127 | .321 | 33 | 120 | .367 | .961 |
2017 | 119 | .339 | 37 | 111 | .414 | 1.075 |
メジャーと韓国リーグでの成績は上記の通りです。
ここではNPBよりレベルの低いとされる韓国リーグでの2016、2017年の成績はひとまず置いておいて、メジャー時代の成績を中心に分析していきます。
彼の長所として、目を引くのがやはり打撃力です。
メジャー5年で71本塁打を誇るパワーは折り紙付きで、打率もまずまずの成績を残しています。
また、彼はメジャー時代は捕手として出場することが多かったので、尚更この打撃力は評価されていました。
しかし成績を見ると不安な面もあり、それは出塁率の低さです。
メジャーの打者の平均的なフォアボールを選ぶ割合は8%前後といわれてますが、彼はメジャー時代、その数字を上回ったことがありません。
2012年~2015年までの四球率を見ると、3%~5%台と平均を大きく下回っています。
このことから、早打ちのタイプでどんなボールにも手を出していく打者といえるでしょう。
三振の割合も、4打席に1回近くの割合とやや多く、早打ちの傾向であるということを加味すると、ミート力には課題があるといえそうです。
しかし、良い兆しもあり韓国リーグ時代にはこれらの傾向が改善されています。
これは韓国リーグ自体が打高投低なのもありますし、強打者であるため厳しいところを責められてのフォアボールや敬遠なども含まれているためであると考えられます。
守備力については、メジャー時代は主に捕手としてプレーしていてましたが守備の評価は良くありませんでした。その後、メジャー晩年や韓国リーグでは主に一塁手として出場しています。
守備面や走塁面に関しては、特筆すべき点はないといってよいでしょう。
日本での成績予想
それではロザリオ選手の1年目の成績予想をしてみたいと思います。
ずばり次のような成績になるのではないかと予想しました。
打率.270 25本塁打 80打点
思ったより、予想成績が低いと思った方も多いのではないでしょうか。
これは先に述べたようにミート力にやや難があり三振が多いため、日本のレベルの高い投手の変化球に苦しむのではないかと考えたからです。
しかし、いい方に考えるとむしろここ最近の阪神に入団した外国人選手の成績予想から考えると十分な成績ではないでしょうか。
というのもここ最近阪神でプレーした外国人選手として、ヘイグやロジャースがいますが(忘れている方も多いかもw)、彼らはメジャー時代選球眼がよくボール球に手を出さないタイプだったので、日本の野球に適応できるのではないかと予想されていました。
ですがフタを開ければ、大きく期待を裏切ってしまいました。
なので、日本で活躍するにはむしろボールを選ぶタイプより、初球からボール球でもどんどん手を出していく打者の方が、活躍できるのではないかと予想したからです。
したがって、一発はあるが早打ちで淡白な打撃をする印象のあるロザリオ選手ですが、むしろ活躍するのではないかと思っています。
また、先ほども述べましたが韓国リーグ2年目の昨シーズンは、四球率が大幅に増え三振も増えるなど、打撃スタイル粗さも改善されつつあります。
果たして、阪神でどれだけの打棒を見せてくれるのか期待したいところですね。
最後に
ここまでロザリオ選手の成績予想および評価をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
阪神では久々のパワーヒッターが来たなという印象です。
メジャー時代の愛称はBaby Bull、Toro(スペイン語で「闘牛、雄牛」)だったそうなので、日本でも闘牛のようなパワフルなバッティングに期待したいです。