2018年の西武打線「山賊打線」が品がない⁉強すぎる理由とは?

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2018年シーズンのプロ野球も折り返し地点を迎えていますが、今シーズンは打線が強力なチームが目立つ印象です。

この記事ではそんな中でも、あまりの得点力の高さと長打の多さから「山賊打線」と呼ばれるようになった西武打線について、ここまでの成績と印象を振り返ってみたいと思います。

山賊打線の由来とは?

今シーズンの西武打線が山賊打線と呼ばれるようになる前から、かつての西武打線に対してそのような愛称で呼ばれたことがありました。

それが、1975年シーズンの西武打線で、この年の「山賊打線」はチーム打率.261(リーグ1位)、チーム本塁打135本(リーグ2位)を記録するなど強力な打線でした。

 

以下、1975年の西武打線が「山賊打線」と呼ばれるようになった由来です(Wikipediaより引用)。

1975年に大洋ホエールズから移籍して選手兼任監督に就任した江藤慎一によるチームである。当時のチームは江藤に加えて白仁天土井正博らトレードで獲得した選手が打線の中軸を担い、豪放磊落な江藤の人柄も相まってこの呼称が付いた

 

しかし、西武打線がこの愛称で呼ばれていたのはこの年限りでした。

それが、今シーズンになってあまりの西武打線の破壊力から再び「山賊打線」の愛称が復活することになったのです。

 

山賊打線を紹介

それでは、ここで改めて山賊打線と呼ばれる西武打線に名を連ねる選手及びオーダーを振り返ってみていきます。

 

1番センター:秋山翔吾

シーズン200安打を達成するなど日本球界屈指のリードオフマンに成長した秋山選手。

今シーズンは開幕から全試合で「山賊打線」の一番を務めています。

3割を優に超える打率に加えて、今シーズンは長打力も開花し、プレーで圧倒的な存在感を見せています。

交流戦の対巨人戦で、絶好調のエース菅野智之から先頭打者ホームランを放った場面は、秋山の凄さが凝縮されたシーンだと思います。

 

2番ショート:源田壮亮

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昨シーズンルーキーながらフルイニング出場、歴代2位のルーキーシーズン安打155安打を記録し、新人王を受賞した源田選手。

今シーズンも開幕から2番を任され、全試合に出場しています。

山賊打線」強力な布陣の中で、小技と足を使うことのできる彼の存在は欠かせないピースになっているといえるでしょう。

 

3番セカンド:浅村栄斗

ここ2シーズン全試合に出場し、西武のチームリーダーを務める浅村選手。

今シーズンは開幕から全試合で3番を務め、勝負強い打撃で打点を稼いでいます。

常に気持ちのいいフルスイングで、逆方向へも関係なくホームランを放つ彼のバッティングは圧巻です。

 

4番ファースト:山川穂高

開幕から「山賊打線」の4番を全試合で務めている侍ジャパンの4番候補。

今シーズンは開幕からホームランを量産するなど、規格外の打撃成績を残していました。

さすがにシーズン中盤からはその勢いは失速してしまいましたが、それでも先日の試合で両リーグ最速の20号本塁打を放つなど、球界屈指の長距離砲で、今シーズンのホームラン王候補筆頭でしょう。

今後もホームラン後のパフォーマンスである「調子にのっちゃってー」が見たいです。

 

5番DH:森友哉

小柄ながら高校時代から鳴らした天才的なバッティングで長打を放つ森選手。

今シーズンは主に5番DHor捕手を務め、浅村選手・山川選手に続いて強力なクリーンナップを形成しています。

既に満塁ホームランを2本放つなど、勝負強い打撃は相手ピッチャーに間違いなく恐怖です。

ケガが多い選手なので、ケガ無く1年を終えてほしいところ。

 

6番ライト:外崎修汰

 

昨シーズンは初めてシーズン通して活躍。アジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパン入りするなどし、今シーズンは更なる活躍が期待される外崎選手。

今シーズンは主に6番を任され、ここまでは3割近い打率とに二桁本塁打・盗塁と素晴らしい活躍を残しています。

守備でもライトの他にサードでもスタメン出場するなど、本当に使い勝手のいい選手。

このままの調子を維持できれば、最終的に20-30(20本塁打、30盗塁)を十分に狙えると思います。

 

7番レフト:栗山巧

キャプテンシーあふれるプレーでチームを鼓舞する西武一筋のベテラン選手。

今シーズンは持ち前の選球眼が生み出す高い出塁率と勝負どころの貴重な一振りでチームに貢献。

スタメン・代打共に活躍が期待できる「山賊打線」重要な1ピースには間違いない存在。

 

8番サード:中村剛也

かつてのホームラン王の常連もここ数シーズンは不振に苦しんでいる「おかわりくん」こと中村選手。

今シーズンの序盤はホームランが中々出ず、低迷していましたが、6月9日の試合でようやく初本塁打をマーク。

その後、しばらくホームランは出ませんでしたが6月27日の試合では2本塁打をマーク。ようやく復調の兆しが見えてきています。

この中村選手がスタメンで出場した際には、主に7、8番を打っているのですから、「山賊打線」の恐ろしさが分かりますよね。

 

9番レフト:金子侑司

ライオンズきってのイケメン選手である金子選手。

今シーズンは打撃成績こそ2割前半と振るいませんが、持ち前の走力は健在でここまでで既に20盗塁をマーク。

上位へのつなぎ役として「山賊打線」のラストバッターを担っています。

最終的には最低でも二割五分は打ってほしいところ。そうすれば出塁率も上がり盗塁も増え、さらにチームの得点力は増すことでしょう。

 

最後に

ここまで2018年シーズンの西武打線である「山賊打線」を振り返ってきました。

いかに強力な打線であるか、ここまでで読んで頂いた方は改めて感じていることと思います。

混戦のパリーグにおいて現在首位を走るライオンズ(7月1日時点)ですが、「山賊打線」の破壊力が勝負所でカギを握ることと思います。

特に投手の疲労がたまりやすい夏場は、強力打線を有するチームが特に優位になると思います。

この超強力な打線を武器に、2008年以来のリーグ優勝を狙います。