プロ野球とメジャー(MLB)の違いについて紹介します!
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そんな方に、常日頃からプロ野球とメジャーリーグを見ている野球通が、プロ野球とメジャーの違いを紹介したいと思います。
プロ野球とメジャーの違い
チーム数
チーム数はプロ野球は12球団なのに対し、メジャーは30球団がありアメリカンリーグ、ナショナルリーグに分かれ、さらに地区ごとに6地区に分かれて戦います。
試合数
プロ野球は143試合ですが、メジャーは162試合もあります。
チーム数が多いため、短期決戦の試合数も含めるとさらにメジャーの方が多く試合をすることになります。
メジャーの短期決戦いわゆる「ポスト・シーズン」は1ヶ月近く行われます。
延長戦
プロ野球は原則延長は12回までですが、メジャーは決着がつくまで永遠に行います。ですので、日本ではありえませんが投手が足りなくなり野手が登板することもたまにあります。
移動距離
国土の大きさが圧倒的に違うので、それに伴いメジャーは移動距離がとてつもなく長いです。
球場
プロ野球で12球団が本拠地とする球場の内、ドーム球場は東京ドーム、ナゴヤドーム、札幌ドーム、ヤフオクドーム、西武ドーム、京セラドームと実に半数の球場がドーム球場です。
一方、メジャーの球団で、ドーム球場を本拠地とするチームはレイズのトロピカーナ・フィールドのみとなっています。
このようにメジャーの試合は屋外で行うことがほとんどなのですが、メジャーはどの球場も綺麗だったり、伝統的な球場もあるので、球場の雰囲気を楽しみながら試合を見ることができます。
人工芝と天然芝
プロ野球は人工芝なので、芝の長さが整えられているため、打球が死なずイレギュラーも少ないです。
一方、メジャーの球場は天然芝のため芝の長さがまちまちです。したがってイレギュラーが多くなりやすいのが特徴です。
また打球が死ぬため、内野手は捕球してから早い送球が求められます。そのため、必然的にメジャーの選手の守備力は高いです。
ストライクゾーン
ストライクゾーンも日米では違う傾向があるといわれています。
日本の審判は基本的に、ストライクゾーンの規定にのっとたストライク・ボールの判定をしますが、メジャーの審判はアウトコースを少し広めにとる傾向がある反面、インコースが辛目な傾向があるといわれています。
ボール
日本とメジャーでボールの重さが違います。
日本のボールは重さが141.7gであるのに対して、メジャーは148.8gと重いため、メジャーの方がボールが飛距離が出にくいです。
またメジャーのボールは滑りやすいため、コントロールしずらいのが特徴で、日本人選手もこのボールへの適応に苦戦することが多いです。
ストレートの質
日本選手の多くはきれいな回転のストレートでいわゆるフォーシームを基本に投げる投手がほとんどです。
一方、メジャーリーグはボールの違いもあって変化がしやすいため、ボールを動かすいわゆるツーシームを投げる投手が多いです。
日本の選手は動くボールに慣れていないため、WBCなどの国際大会では苦戦する場面がみられます。
身体能力
メジャーは世界中から各国を代表するトップクラスの実力者たちが集まるリーグです。
したがって、身体能力もずば抜けた選手が多数います。
特に日本の選手と大きく違うのは、パワーと肩です。
メジャーリーガーの飛ばし屋は体の大きな選手が多く、過去にはバリー・ボンズ、現役ではジャッジやスタントンがその代表格です。
かつて、日本で日米野球が行われた際、松井とボンズのHR競争が行われたことがありましたが、その際もボンズは東京ドームの看板の上を行くようなホームランを何本も放ち、あの松井選手でさえも唖然としていた姿は当時衝撃を受けました。
また非常に強肩な選手が多いため、投手であれば160km/hを超える投手が何人もいますし、野手では遊撃手や三塁手を中心に強肩の選手が多数います。
応援のスタイル
日本はいわゆる鳴り物応援でファンが一体となって応援するスタイルですが、メジャーは基本的に鳴り物はなく(鳴り物を個人でやっている人はいるが)、ファンが自主的に応援するスタイルです。
チャンスを迎えるとファンが自発的に声を上げるので、迫力があります。
また、鳴り物がないため、バットがボールに当たるときの音もよく聞こえます。