【WBC2017】オランダ代表の出場選手を紹介する。

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3月に行われるWBCワールド・ベースボール・クラシック)。

ここでは出場が確定している選手の昨シーズンの成績、特徴などをまとめています。

今回は先日の強化試合で日本と対戦し、二次ラウンドで当たる可能性のあるオランダです。

目次

WBCでの戦績

2006年:一次リーグ敗退

2009年:二次ラウンド敗退

2013年:ベスト4

出場選手一覧

以下に掲載されています。

2017 Netherlands World Baseball Classic Roster | BaseballAmerica.com

注目選手紹介

 各選手の紹介は次の通りです。
・選手名
・成績
・所属
・ポジション
・主な国際大会出場歴
・特徴

投手

リック・バンデンハーク

13登板 7勝3敗 防御率3.84 82回 92三振 WHIP1.09

通算(NPB

28登板 16勝3敗 防御率3.14 WHIP0.97
ソフトバンク
日本球界3年目の右腕。日本での初登板から無傷の14連勝を記録。
昨シーズンは1年目のシーズンと比べると物足りなさを感じるが、防御率を除けば昨年と投球内容はそれほど相違なかった。
キレのある150㎞/h前後の速球にスライダー、カーブを投げる。

ジェイアー・ジャージエンス

(台湾)6勝7敗 防御率5.38 90.1回 67三振 WHIP1.58

FA

先発/右投右打

2006年WBC、プレミア12
2014年までメジャーで投げていた投手でメジャー通算53勝(38敗)を誇る右腕。3度の2桁勝利を挙げた実績を持つ。
メジャー時代は145km/h前後の速球を中心にチェンジアップとスライダーを投げていた。

ケンリ―・ジャンセン

71登板 3勝2敗47S 防御率1.83 68.1回 104三振 WHIP0.67

通算

409登板 19勝13敗189S 防御率2.20 WHIP0.89
ロサンゼルス・ドジャース

クローザー/右投右打

2009年、2013年WBC

チームでもクローザーを務めている。投手に転向する前の2009年大会には捕手として出場していたことでも知られる。

最速99.3マイル(約160km/h)を記録している150km/h前後のカッターが投球の8-9割を占め、イニングをはるかに上回る三振を奪う。またコントロールも非常に良い。

このほかにフォーシームとスライダーを投げる。

野手

ジュリクソン・プロファー

.235 5本 20打点 2盗塁 OPS.660

通算

.235 135安打 12本 48打点 OPS.654

テキサス・レンジャース

二塁手・遊撃手・外野手(左翼手)/右投両打

2013年WBC

本職はショートであるが他にも内野全ポジション、外野もこなすユーティリティプレイヤー

打撃面はメジャーの舞台で中々結果を出せずにいる。選球眼はよい。

ジョナサン・スコープ

.267 25本 82打点 1盗塁 OPS.752

通算

.251 348安打 57本 167打点 OPS.710

ボルティモア・オリオールズ

二塁手三塁手/右投右打

2013年WBC

昨シーズンは全162試合に出場し、本塁打と打点はキャリアハイであった。一方、選球眼が悪いため、出塁率は低い。

ザンダー・ボガーツ

.294 21本 89打点 13盗塁 OPS.802

通算

.286 528安打 41本 221打点 OPS.749

ボストン・レッドソックス

遊撃手・三塁手/右投右打

2013年WBC

昨シーズンは前半戦はイチロー最多安打を更新が期待されるほどの成績であったが、後半戦は失速し、最終的には3割にも満たなかった。

しかし、本塁打、打点はキャリアハイとパワー面で成長をみせた。

アンドレルトン・シモンズ

.281 4本 44打点 5盗塁 OPS.690

通算

.261 598安打 35本 212打点 OPS.671 

ロサンゼルス・エンゼルス

遊撃手/右投右打

2013年WBC

最高の守備力を持つといわれる選手でゴールドグラブを2回、フィールディング・バイブル・アワードを4年連続受賞している。

昨シーズンは打撃面でもキャリアハイの打率.281、出塁率.324と成長を示した。

ディディ・グレゴリウス

.276 20本 70打点 7盗塁 OPS.751

通算

.260 451安打 32本 183打点 OPS.705

ニューヨーク・ヤンキース

遊撃手/右投左打

ジータ―の後継者として、プレーする選手。

昨シーズンは本塁打、打点でキャリアハイの活躍を見せた。

ウラディミール・バレンティン

.269 31本 96打点 OPS.885

通算(NPB

.277 553安打 185本 459打点 OPS.962

ヤクルト

外野手(右翼手)/右投右打

2013年WBC

プロ野球シーズン最多本塁打記録保持者。

昨シーズンはケガから復活を果たし、主砲として及第点の成績を収めた。

守備面では時折怠慢なプレイをみせるなど、不安がある。

戦力分析

投手陣

投手力はあきらかに物足りない。バンデンハークとジャンセンに期待したい。

野手陣

メジャーで活躍する若手選手が打線の中核を担う。粗い選手が多いが、波に乗せると怖い打線である印象。

総合評価

一次リーグは韓国、台湾、イスラエルといずれも不気味な存在ではあるが、打力では大きく勝る。いかに投手陣が試合を作れるかがカギとなるだろう。