ロサンゼルス・エンゼルスの注目選手紹介&オーダー予想
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来シーズン、大注目の大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルス。
エンゼルスには近年、日本人選手は所属していなかったため、BSで中継される事も少なかったです。
また、これまではメジャーは見ていなかったけど、大谷の加入で興味を持った方もいると思います。
そのような方向けにメジャー通の私が、大谷のチームメートとなるエンゼルスの選手の中から、注目するべき選手を厳選して紹介したいと思います。
ロサンゼルス・エンゼルスについて
はじめに、ロサンゼルス・エンゼルスについて簡単に紹介します。
ロサンゼルス・エンゼルスは、1961年に行われたアメリカンリーグの拡張により誕生したチームです。
その名の通りロサンゼルスに本拠地を置くチームで、アメリカンリーグの西地区に所属しています。
同地区には今シーズンのワールドチャンピオンのアストロズ、ダルビッシュが今シーズン途中までプレイしたレンジャース、日本人にはお馴染みのチームであろうマリナーズがいます。
正式なチーム名は「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム」ですが、上記のように略して呼ばれることが多いです。
本拠地であるエンゼル・スタジアムは、アメリカンリーグ西地区では現在最古の球場となっており、非常に歴史のある球場です。
過去所属した日本人選手は、5年間所属した長谷川滋利投手を始め、松井秀喜選手、高橋尚成投手がいます。
エンゼルスは強いチームなのか?
さて、来シーズン大谷が所属することになりエンゼルスは強いチームなのか気になっている方が多いと思います。
率直に言うと、「2000年代は強豪だったが、現在は低迷期である」といえます。
2002年にチームは、初のワールドチャンピオンを果たしました(プロ野球でいう日本一みたいなもの)。
それ以降、チームは黄金期に入り、2003年から2009年の間に5度の地区優勝を果たすなど、アメリカンリーグ屈指の強豪として知られていました。
しかし、2010年以降、徐々にチームは低迷するようになり、リーグ優勝も2014年以降遠ざかっています。
2017年シーズンのチーム成績は?
今シーズンのチーム成績は以下の通りです(順位は15チーム中)。
ご覧のように、打撃成績は軒並み低迷しており、打力不足が伺えます。
投手陣は、防御率だけ見ると6位とまずまずですが、絶対的なエースがいないのも事実です。
監督
エンゼルスの監督は、マイク・ソーシアが務めています。
この監督はメジャー屈指の長期政権を担っており、2000年の前身のアナハイム時代から今まで17年間監督を務めています。
先に述べたエンゼルスの黄金期時代の監督であり、これまでアメリカンリーグの最優秀監督賞を2回受賞している名将で、マスコミからは知将と呼ばれている名監督です。
エンゼルスの注目選手
マイク・トラウト
メジャーナンバーワン野手といっても過言ではない選手で、26歳にしてすでに2度のMVPを獲得しています。
毎年、安定してハイレベルな成績を残す選手で、足も速く今シーズンも22盗塁を記録しています。
今シーズンはケガに苦しみ、114試合の出場にとどまりながら33本塁打を記録するなど長打力も抜群で、出塁率も例年4割を超えるなど隙がない選手です。
間違いなくこれからのメジャーを背負う選手の一人となるはずです。
アルバート・プホルス
カーディナルスに長く所属していた選手で、メジャーを代表する実績を持つ。通算614本塁打。
2001年にメジャーデビューしたその年から10年続けて3割・30本・100打点以上をマークしました。
最近は衰えが激しく、本塁打と打点こそ稼いでいるものの、年齢による衰えからか成績が急下降し、2010年にエンゼルスに移籍してからの活躍ははっきり言って不良債権といえるような成績となっています。
しかし、既に実績は十分すぎるほどで引退後はイチローとともに殿堂入り間違いなしといわれるほどの選手です。
イアン・キンスラー
通算200本塁打&200盗塁をクリアするなど、走攻守ハイレベルに揃う実績十分の内野手。
WBC出場から始まった昨シーズンはキャリアでもワーストといっていいほどの不振に終わってしまったので、今シーズンは復活を期待したいところ。
ジャスティン・アップトン
チームの打撃力改善に大きく期待されて、昨シーズン途中に5年の大型契約で加入した選手。
打撃は荒い一面があり三振も非常に多いが、長打力は抜群で通算256本塁打を記録しています。
3歳上の兄であるメルビンもメジャーリーガーでブルージェイズに所属している。
アンドレトン・シモンズ
広い守備範囲に加え強肩とメジャー屈指の守備力を持つ選手で、ゴールドグラブ賞3回をはじめとして数々の守備のタイトルを獲得しています。
オランダのキュラソー島出身で、今年のWBCではオランダ代表として出場し日本とも対戦しました。
ユネル・エスコバー
シモンズと同じくキューバ出身の選手。
メジャー通算で1500本近くのヒットを放っていて実績は十分。
遊撃手としてメジャートップクラスの守備力を持つが、エンゼルス加入後はチームメートであるシモンズにポジションを譲り、主に三塁を守っている。
コール・カルフーン
毎年20本前後のホームランを放つパンチ力のある打者。
強肩が持ち味でライトを守っており、2015年にはゴールドグラブ賞を受賞している名手でもあります。
パーカー・ブライドウェル
メジャー2年目の今シーズン大ブレイクを果たし、初の2桁勝利を挙げた投手です。
150km/h前後のストレートを中心に、スライダーとカットが持ち味の投手で、来シーズンはエンゼルスのエース的存在して期待がかかります。
2018年版オーダー予想
2018年シーズンのオーダーは次のように予想しました。
今シーズン新たに加わるWBCアメリカ代表のキンスラー、そして大谷の加入により打線の破壊力が増した陣容となっています。
1番にはこれまでも主にリードオフマンを任されていた新加入のキンスラーを据え、2番~4番までは昨シーズンと同じ並びで、大谷は5番か7番あたりを打つのでは無いかと予想します。
1~4番までは固定されると思われますので、おそらく5番と7番に左打者を起用したいと思います。
その打順には、大谷とカルフーンが入ることになると思います。大谷選手は成績次第で5番を打つか7番を打つか変わってくると思います。
最後に
現在は低迷期にはいっているエンゼルスですが、大谷選手の加入がチームの浮上のカギを握る存在であることは間違いありません。
今シーズンはエンゼルスの中継が多くなると思うので、大谷選手だけでなくここで紹介した選手たちにも注目して見て頂ければより楽しめると思います。